2013
Jun
05
0
あきこの女装観 ひとは倒錯と呼ぶの

西尾明子です。
女装小説 『サンデーナイト…』の一節に好きな描写があります。明子の願望と事実がそのままの場面…少しアレンジして明子の女装観が凝縮されています。。明子は毎朝、こういう目で女性を観てるの。
『あ~…目の前の女性はわたしだ…。か細い鎖骨、Bカップなのだろう、小ぶりな胸。ベージュのパンストに通した形の良い袋ハギ、そしてブラックのヒールのストラップが留められている白く細い足首。短めのフレアスカートの中は薄いピンクのフルバックショーツで可愛らしいリボンの刺繍が入っている。勿論、ブラとペア。白い七分袖のブラウスから透ける下着のラインにそれがはっきりとわかる。朝の電車内でわたしは軽く目をつむり、妄想する。細く形の良い眉と半開きのぷっくりしたルージュの唇。この女(ひと)はわたしだ…』